最近、あまり具体的な目標というものは立てすぎないようにしよう、と思っている。
数字や期限で自分を囲いすぎると、その檻の中で息苦しくなる。
それでも、年末というのは不思議なもので、立ち止まって、来年のことを考える時間が、半ば強制的に与えられる。
診療がひと段落し、カレンダーの余白が目に入ると、「来年は、どんな一年になるんだろう」と、自然に思ってしまう。
来年は2月には名古屋で内科学会があって、これはもう演題内容は決まっているし、エントリー済み。発表スライドをつくり、まとめあげていくといったレールにもう乗っている。
もうひとつ、12月には宮﨑で臨床リウマチ学会。実は今回の長崎での帰りの飛行機の中でなんとなく構想が思い浮かんで、少し先行研究でも調べてみるかという段階ではある。
かたちにして、宮崎の場に立っていたいな、と思っている。
「必ず出す」「このテーマでやる」とまでは、まだ言わない。
ただ、頭の片隅に、小さな付箋のように貼っておく。
忙しい日常の中で、「あ、あの学会があるんだったな」と思い出せる程度にしておく。
目標というより、方向感覚に近いのかもしれない。
北極星を決めるだけで、歩き方はその都度考える、そんな感じ。
来年も、思うように進まないこともたくさんあるだろう。
それでも、学会で発表するという“節目”があることで、自分の立ち位置を確認できる。
具体的すぎない目標。
でも、何も考えないわけではない。
年末の静かな朝に、そんなことを考えている。