2025年12月31日水曜日

目標を立てすぎないという目標

 最近、あまり具体的な目標というものは立てすぎないようにしよう、と思っている。

数字や期限で自分を囲いすぎると、その檻の中で息苦しくなる。

それでも、年末というのは不思議なもので、立ち止まって、来年のことを考える時間が、半ば強制的に与えられる。

診療がひと段落し、カレンダーの余白が目に入ると、「来年は、どんな一年になるんだろう」と、自然に思ってしまう。

来年は2月には名古屋で内科学会があって、これはもう演題内容は決まっているし、エントリー済み。発表スライドをつくり、まとめあげていくといったレールにもう乗っている。
もうひとつ、12月には宮﨑で臨床リウマチ学会。実は今回の長崎での帰りの飛行機の中でなんとなく構想が思い浮かんで、少し先行研究でも調べてみるかという段階ではある。
かたちにして、宮崎の場に立っていたいな、と思っている。

「必ず出す」「このテーマでやる」とまでは、まだ言わない。
ただ、頭の片隅に、小さな付箋のように貼っておく。
忙しい日常の中で、「あ、あの学会があるんだったな」と思い出せる程度にしておく。

目標というより、方向感覚に近いのかもしれない。
北極星を決めるだけで、歩き方はその都度考える、そんな感じ。

来年も、思うように進まないこともたくさんあるだろう。
それでも、学会で発表するという“節目”があることで、自分の立ち位置を確認できる。

具体的すぎない目標。
でも、何も考えないわけではない。
年末の静かな朝に、そんなことを考えている。

同期が座長を務める日、発表者は僕だった

 内科地方会から当日のプログラムを知らせるメールが来た。 今回、座長を務めるのは、大学病院時代にともに汗を流して笑いあいながら働いた同期だった。世間は狭いなと笑った。 僕はクリニックを構え、研修医や若手の先生方に混じって発表する側。一方、彼は大学に残り、教授たちと肩を並べる座長と...