内科地方会から当日のプログラムを知らせるメールが来た。
今回、座長を務めるのは、大学病院時代にともに汗を流して笑いあいながら働いた同期だった。世間は狭いなと笑った。
僕はクリニックを構え、研修医や若手の先生方に混じって発表する側。一方、彼は大学に残り、教授たちと肩を並べる座長という役割だ。
まあ、大きく道は分かれたものだ。
ただ、それが交差する瞬間が、なんだか不思議に嬉しい。
正直、ちょっと照れる。
道が違えど、僕は僕で自分の話をしっかりするつもりだし、彼は彼で座長の顔をしているんだろう。
でも、やっぱりちょっと滑稽だな。
ただ、きっと忘れられないものになる気がする。
当日は、きっとお互いの違いを認めつつ、笑ってるはずだ。
それが、僕にとっても彼にとっても、静かに胸に残る物語になるだろう。