2025年5月22日木曜日

演題募集期間

理想をいえば、毎日こつこつ研究をしていて、自然と成果がまとまり、気づけば発表できる、というのが一番いい。でも、現実はもう少し不器用だ。

日々メモをとり、検査結果を並べ、電子カルテの画面とEXCELを行き来する。そんなふうにして、臨床のスキマに、ちいさな研究のタネを育てていく。

学会のホームページをのぞいてみた。演題登録が始まっていた。気づけば、締め切りまでカウントダウンが始まっている。

こうなると、もう理想も何もない。あとは、締め切りが決めてくれた背中の角度のまま、進むしかない。日々の診療に追われながらも、それでもなぜか、やめる気はしない。

きっと、こういう綱渡りの先にしか見えない景色があると、どこかで知っているからだ。さて、そろそろ加速しないと。じわじわと。

演題登録ボタンがこちらを見ている気がする。


2025年5月13日(火)正午 ~ 2025年7月18日(金)正午

カテゴリーは F RAの合併症・併存症


 【2025年臨床リウマチ学会総会へ向けて-11】

「足りないものを、足りないままにしてはいけない」——副腎と関節の話

なんとなく、という言葉は不思議だ。 なんとなく疲れる、なんとなく食欲が出ない、なんとなく朝がつらい——そういう“なんとなく”の体調不良は、いつも言葉の後ろに小さく居座っていて、明確な病名を持たずにただ、そこにいる。 関節リウマチという病気は、名前だけは強そうだけれど、その実、地味...